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皆さんこんにちは!
有限会社第二赤松建設、更新担当の中西です。
今回は、私たちの生活インフラに欠かせない「道路舗装工事」と“環境問題”との関係について深掘りしていきます。
道路工事と聞くと「うるさい」「渋滞する」「におう」といったイメージがあるかもしれませんが、実はその背景には、社会の安全・利便性を支える重要な役割が隠れています。
一方で、舗装工事は環境負荷が大きい工種でもあり、現場では日々さまざまな工夫と配慮がなされています。
道路舗装工事とは、アスファルトやコンクリートを使用して道路の路面を整備する工事のことです。新設だけでなく、老朽化やひび割れ、わだち掘れなどの補修工事も含まれます。
一般的な流れは以下のとおりです:
既存舗装の切削・撤去
路盤の整正・転圧
アスファルト合材の敷均し・転圧
仕上げ・ライン引き
こうした工程には大型重機の稼働や、石油系の資材の使用などが伴い、さまざまな環境負荷の要因となるのです。
アスファルトフィニッシャーやローラー、切削機などの重機から大きな騒音・振動が発生します。
住宅地や学校付近ではクレームにつながることもあり、時間帯や工事計画への配慮が求められます。
アスファルト合材は高温(150℃前後)での施工が必要なため、製造時や施工中にCO₂やNOxを排出します。
使用する重機や運搬車両の排ガスも問題視されています。
原油由来の合材は、独特のにおいを発生させます。これが近隣住民の不快感や健康への不安を招く場合も。
古い舗装の撤去材(廃アスファルトやコンクリート)は適切に分別・リサイクルされなければ、埋立地の負担増加や環境汚染の原因になります。
道路舗装業界では、こうした課題に対して多くの取り組みが始まっています。
従来よりも静音化されたアスファルトフィニッシャーや転圧ローラーが普及
夜間工事にも対応し、住民への影響を最小限に抑える努力が進行中
環境計測センサーを設置し、現場で発生する騒音・振動・粉じんをデジタルで記録
古いアスファルトを加熱・再生し、新たな舗装材として再利用
廃棄物削減と原料コストの抑制を両立
合材の加熱温度を30~40℃ほど低く抑えることで、CO₂排出量を削減
施工中のにおい・煙の発生も抑制され、作業員にもやさしい
夜間施工時の遮音カーテン設置
事前説明会・広報活動の実施
クリーン作業(こまめな清掃・洗浄)
通学時間帯の作業中止
工事は「地域に迷惑をかけるもの」から、「地域と共に進めるもの」へ。その姿勢が、今の舗装業界では重視されています。
次回は、AI・IoT・グリーンテクノロジーがどのように道路舗装工事を変えようとしているのか、「未来の舗装工事」について詳しく見ていきます!
次回もお楽しみに!
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