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日別アーカイブ: 2025年5月19日

第12回土木工事雑学講座

皆さんこんにちは!

有限会社第二赤松建設、更新担当の中西です。

 

 

 

未来の道路舗装工事:スマート&グリーンな道づくりへ


今回は、「未来の道路舗装工事」についてお届けします。

前回は現場の環境課題についてご紹介しましたが、今、舗装業界ではテクノロジーの力と環境配慮の精神を掛け合わせた“次世代の舗装”が注目されています。


◆ スマート舗装工事の幕開け

 

● ICT建機で効率化と安全性を両立

  • 重機の操作をGPS・センサーで制御し、職人のスキル差を補う

  • 設計図と現場データを連動させた「ICT施工」は、工期短縮・誤差削減・事故防止にも効果

 

● ドローンによる測量・進捗管理

  • 高精度の空撮写真で施工前後の比較・測量が可能

  • 管理者は事務所にいながら現場の進行を確認でき、管理効率が劇的に向上

 

● AIによる劣化診断とメンテナンス計画

  • 路面のひび割れやわだちをAIが画像解析し、劣化状況を自動判定

  • メンテナンスの優先順位や方法を、データに基づいて判断できるようになる

 


◆ グリーンインフラとしての舗装の進化

 

道路は“単なる交通インフラ”から、今や“環境を守るグリーンインフラ”としての価値が注目されています。

● 透水性舗装の拡大

  • 雨水を地中に浸透させ、都市型水害やヒートアイランド対策に効果

  • 自然の水循環を再現する舗装技術として、緑地や公園でも導入が進行中

 

● 再生素材100%を目指すアスファルト開発

  • 使用済みの舗装材、プラスチック廃材、ゴムチップなどを再活用

  • ごみを資源に変え、循環型社会の中で“舗装”が新たな役割を担う

 

● 太陽光発電舗装の実験も開始

  • 道路表面に太陽電池を組み込み、エネルギーを発電する舗装が欧州で試験運用

  • スマートシティの実現に向け、日本でも実証実験が始まりつつあります

 


◆ 働き方改革と若手育成にも注目

 

舗装業界も例外ではなく、人材不足・高齢化が大きな課題です。未来の担い手を確保するため、次のような改革が進んでいます。

● 働きやすい現場づくり

  • 週休2日制導入への取り組み

  • ICT・省力化機械導入による負担軽減

  • 外国人技術者の受け入れと教育支援

 

● 若者に“かっこいい”と思われる舗装業へ

  • SNSでの施工風景配信

  • ドローンやタブレットを駆使した現場のIT化紹介

  • 制服の刷新や業界PRイベントの開催

 


◆ 未来の舗装工事がつくる社会

 

  • 人にも環境にもやさしい道路づくり

  • データと技術に支えられたスマートな現場

  • 安全・安心を支える社会基盤としての誇り

 

道路は、物流・通学・観光など、社会の血管ともいえる存在です。
その建設や維持管理に関わる舗装工事は、今まさに“環境と共存する未来産業”へと進化しています。

次回もお楽しみに!

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