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皆さんこんにちは!
有限会社第二赤松建設、更新担当の中西です。
~“平たく、強く、長くもつ”~
舗装工事の価値は、走り心地・静粛性・排水性・耐久の4点で決まります。
そして仕上がりの良し悪しは、段取り(前)→施工(中)→品質管理(後)の連携でほぼ決まります。
本記事では、アスファルト舗装を中心に現場でそのまま使える型をまとめました。
路床:地盤そのもの。支持力が足りなければ改良(土質・含水調整)。
路盤:上層・下層路盤。砕石や再生材で荷重を面で受ける基礎。
基層:アスファルトの骨格。わだちや疲労ひびの抵抗を担う。
表層:走行面。平坦性・排水・摩擦で体感品質を決める。
迷ったら「下から固める」が正解。上だけ直しても長持ちしません。
既設調査:ひび割れ・わだち深・陥没・排水不良のマッピング。
排水計画:横断勾配の確保(目安1〜2%)/集水桝・側溝の通水確認。
厚さ・材料設計:交通量・用途(工場/駐車場/生活道路)で層厚を決定。
交通規制計画:片側交互・通行止・夜間。動線図を掲示して近隣説明。
施工順序:プライム→路盤→タック→基層→表層。合材到着時刻まで逆算。
温度管理:荷下ろし→敷均し→初転→二次→仕上げまで温度の落ち幅を意識。
つなぎ目(ジョイント):ホットジョイント優先。コールド時は端部カット&加熱。
タックコート:ムラ・飛散なしが鉄則。薄く均一に。
転圧:初転(スチール)→二次(タイヤ)→仕上げ(スチール)。
エッジ管理:端部の締固め不足は破断の原因。ローラー“はみ出し転圧”で縁を締める。
仕上がりの悪手
ローラーの停車跡/波打ち/ジョイントの段差/タックの飛散。
→ 原因は温度・速度・回数の管理不足に集約されます。
平坦性:3m定規の“スキマ”で確認、特に横断勾配が変わる箇所。
厚さ:基・表層は要所で試験切取りor測定ピンでチェック。
密度:ローラーパスと温度履歴を残し、再現可能な締固めに。
写真台帳:下地・タック・敷均し・転圧・完了を同一視点で記録。
段差:既設との取り合いはなだらかに。
側溝・桝:高さ合わせは縁切り→周囲の再転圧で沈下を防止。
視認性:夜間は反射チョーク・LEDバルーンで作業帯を明確に。
ツヤムラが少ない/ローラーの縦筋が残らない
ジョイントが見えないくらい自然
雨の日に水たまりが偏在しない(排水が生きている)
08:00 交通規制・着工→路盤整形
10:00 タック→基層敷き込み→転圧
13:30 表層敷き込み→転圧→仕上げ
16:00 清掃・規制解除・最終チェック→撤収
舗装は計画7割・施工2割・記録1割。
排水・温度・転圧の型を守れば、現場は安定します。
「わだちが早い」「雨後に水が残る」——原因特定から最適工法まで、私たちが写真台帳付きでご提案します。️
有限会社第二赤松建設では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
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皆さんこんにちは!
有限会社第二赤松建設、更新担当の中西です。
~経済的役割~
道路は、物流・通勤・観光・生活動線のすべてに関わる社会インフラです。そこに不可欠なのが「道路舗装工事」。舗装は単に“地面を整える”ための作業ではなく、実は都市や地域、そして国家の経済活動を支える基盤的役割を果たしています。
道路舗装工事が果たす経済的役割について、インフラ整備・雇用・地域振興・企業活動支援といった多面的な観点から深く掘り下げて解説します。
まず、道路舗装は経済活動を物理的に「支える足元」として存在しています。流通、観光、通勤といった人・モノ・サービスの移動は、整備された道路網なくしては成り立ちません。
舗装が劣化していれば物流コストや時間が増大し、企業の競争力に直結
歩道や自転車道の整備が進むことで商店街や観光地の回遊性が向上
災害時における舗装道路の安定性が経済復旧のスピードを左右
このように道路舗装は、経済を“動かすインフラ”としての基礎的役割を担っており、その整備が経済活動の効率を高めています。
道路舗装工事は、人手を必要とする現場作業であり、地域密着型の雇用創出に直結しています。
現場作業員、オペレーター、施工管理、警備員など幅広い職種に雇用機会
若年層・高齢者・未経験者の就労機会も多く、地域の雇用安定化に寄与
地場の建設企業に発注されることが多く、中小企業の維持・育成にも貢献
また、舗装工事は「資格・技術を活かせる仕事」であり、技能職としてのキャリア形成にも繋がるため、人材の育成と地域の技術力の蓄積に役立っています。
道路舗装は、地域のインフラ改善だけでなく、地域経済そのものの活性化にも貢献します。
商業施設や観光施設へのアクセス改善により、集客数が向上し売上増に貢献
地方都市や過疎地での舗装工事が、地域住民の生活圏拡大を可能に
公共事業としての道路補修が、不況時の地域経済の下支えとして機能
地域の道路網が整備されることは、「移動できる」「人が来る」「物が届く」=経済が動くというサイクルを生み出す基盤となります。
舗装工事には、アスファルト・砕石・セメント・油圧機器など、多様な資材・機械が使われ、多くの関連産業に波及効果をもたらします。
アスファルト製造業、建機メーカー、交通誘導業、運送業などが経済的恩恵を受ける
新技術(遮熱舗装・排水性舗装など)への投資が研究・開発産業の成長を促進
地元建材業者・運送業者との連携による地域産業ネットワークの形成
こうして、道路舗装工事は一つの工事だけで終わるのではなく、広範な経済圏を動かす「地域経済エンジン」として機能しています。
道路舗装工事には、建設と同じくらい重要な「維持管理」という仕事があります。これは、常に一定の需要がある安定した市場であり、景気変動に対する耐性も強いのが特徴です。
道路インフラは時間と共に劣化し、周期的な補修が不可欠
国や自治体のインフラ予算が年間計画的に執行されるため、公共投資の安定供給源
民間企業も工場や物流施設の敷地内道路補修に取り組むケースが増加
このように、舗装工事は「一過性のプロジェクト」ではなく、継続性のある経済活動として、業界と地域の経済を下支えしています。
舗装工事は見た目には地味でありながら、その経済的インパクトは計り知れません。
社会全体の移動効率を高め、企業活動のコスト削減に貢献
地場産業を巻き込んで地域経済を循環させる
安定した雇用と技能伝承の現場をつくり、社会の人材基盤を支える
サステナブルなインフラ投資として、経済の持続性を担保
このように、道路舗装工事は「地面の下」から社会と経済を支える静かな力として、今も、そしてこれからも重要な役割を果たし続けることでしょう。
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皆さんこんにちは!
有限会社第二赤松建設、更新担当の中西です。
~多様化~
道路は、人とモノを動かすための基盤であり、私たちの暮らしや経済を支える重要なインフラです。その道路を整備・維持する「舗装工事」は、見た目には単調に見えるかもしれませんが、近年その技術と運用において大きな多様化が進んでいます。
道路舗装工事がどのように多様化してきたのか、そしてそれが社会や地域にどのような価値をもたらしているのかについて深く掘り下げてご紹介します。
かつて道路舗装といえば、アスファルトかコンクリートの2択でしたが、現在では利用目的や地域特性に応じて、様々な舗装材料が選ばれるようになっています。
ポーラスアスファルト:透水性があり、雨の日の水はけが良く、歩行者や車の安全性を向上。
カラー舗装:視認性が高く、通学路・自転車道・バリアフリー対応に活用。
高耐久アスファルト:重交通道路や空港滑走路に使用され、メンテナンス頻度を抑制。
リサイクルアスファルト混合物:環境配慮型舗装として注目される再生素材。
樹脂舗装・ゴムチップ舗装:遊歩道や公園に多く使用され、柔らかく安全性が高い。
目的や環境に応じた最適な材料選定が可能になったことで、舗装工事の「技術提案型サービス化」が進んでいます。
舗装の工事方法もまた、多様なニーズに応じて進化を遂げています。
打ち換え工法:既存舗装を剥がし、新しい路盤から再構築する従来型工法。
オーバーレイ工法:既設舗装の上に新しい層を重ね、費用と時間を短縮。
切削オーバーレイ工法:表層の劣化部分だけを削り取り、舗装を再構成。
夜間工事・短時間施工対応:交通量の多い都市部では、作業の時間短縮と騒音対策が重要。
ドローン・3Dスキャナーによる施工管理:精度と効率を両立する先進的手法も登場。
現場条件に応じた工法選択により、コスト削減・環境負荷軽減・工期短縮が可能になっています。
道路舗装と一口に言っても、施工対象となる道路の種類やその目的は多様化しています。
幹線道路・産業道路:重量車両の通行に耐える高耐久性が求められる。
生活道路・住宅街:騒音低減・排水性・景観配慮が重視される。
歩道・自転車道:安全性・視認性の向上が不可欠。
学校周辺・福祉施設前:バリアフリー化やノンスリップ処理が必須。
観光地・景観地区:石畳調や自然素材を活かした意匠舗装が導入されることも。
このように、地域性やユーザー層に合わせた舗装設計と施工技術のカスタマイズが求められるようになっています。
道路は今や「ただの通路」ではありません。舗装自体がさまざまな機能を備える時代に突入しています。
遮熱舗装:夏場の路面温度上昇を抑え、ヒートアイランド現象を軽減。
排水機能付き舗装:豪雨時の冠水を防止し、交通安全を確保。
発光性舗装・蓄光材:夜間の視認性向上や照明設備の省エネ化。
音を吸収する舗装材:交通騒音対策としての騒音抑制舗装。
再生可能エネルギー活用舗装:太陽光・地熱との融合実験も進行中。
舗装は今や“賢いインフラ”として、人と環境の両方に優しい存在へと進化を遂げています。
舗装工事の領域にも、DX(デジタルトランスフォーメーション)が進出しています。
路面の劣化をセンサーでモニタリングし、早期補修を実施
ドローン・AIを用いた点検による無人化と精密化
BIM/CIMデータ連携で舗装計画をシミュレーション化
施工履歴・劣化予測をクラウドで一元管理
これらの技術により、従来の「壊れてから直す」から「壊れる前に直す」へと転換が進み、道路インフラの長寿命化と維持費削減にも貢献しています。
道路舗装工事の多様化は、単なる技術の選択肢が増えたということではありません。
それは、地域・環境・機能・安全・コスト・美観など、さまざまな社会ニーズに応える“道づくり”の進化なのです。
持続可能な都市整備
安全で快適な交通社会の構築
地域特性に応じたインフラ提案
デジタル・エコ・福祉の融合
今後も道路舗装工事は、「見えないところで社会の質を決める仕事」として、私たちの未来を支え続けていくことでしょう。
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有限会社第二赤松建設、更新担当の中西です。
今回は、「道路舗装工事の魅力」について、仕事内容の特徴、働く人のキャリア、そしてこの仕事が社会に与える影響まで、幅広くご紹介します。
道路舗装工事は、「舗装」という専門分野において、機械操作・材料管理・温度管理・仕上げ技術など高い専門性が求められる仕事です。
オペレーターは“熟練者”として高待遇
技術士や舗装施工管理技術者などの資格取得も可能
キャリアを積めば“現場監督”や“元請け”への道も
手に職をつけて、安定的に長く働ける。この実利的な魅力は若手にとっても大きなメリットです。
地震・豪雨災害後の復旧道路の整備
保育園や学校の通学路の整備
高齢者やベビーカーが使いやすいバリアフリー舗装
道路舗装工事は、“人の暮らし”と“安全”に直結しています。誰かの役に立っていることが明確で、感謝の言葉を直接もらえる仕事はそう多くありません。
舗装工事は、単なる「表面の仕上げ」ではありません。
交差点の配置
歩道と自転車道の色分け
舗装デザインと景観調和
こうした都市デザインの一部を担えることも多く、地域づくり・景観づくりに関われるのも魅力のひとつです。
屋外の仕事だからこそ、自然の変化や季節感を肌で感じることができるという魅力もあります。
冬場の霜による舗装温度の変化
夏場の照り返し対策と水撒き
花が咲く歩道沿いでの整備作業
毎日が「同じ作業の繰り返し」ではないところも、飽きずに働けるポイントです。
日勤・夜勤の選択
独立開業を目指す人への支援制度
体力に合わせた作業(軽作業・重機中心など)
最近では、女性の舗装職人や、定年後に軽作業として働くシニア層も増えています。技術職としての魅力だけでなく、“自分らしい働き方”が選べる環境も整いつつあります。
道路舗装工事は、普段は気づかれない存在かもしれません。けれど、それがあるから人が動き、経済が回り、暮らしが成り立っています。
派手じゃない。でも、なくてはならない。
それが、道路舗装工事という仕事の本質的な“魅力”です。
今この瞬間も、どこかで誰かが、安全な明日のために道をつくっています。
もしあなたが「人の役に立つ仕事がしたい」「長く続けられる仕事を探している」なら、道路舗装工事という選択肢を、ぜひ思い出してください。
次回もお楽しみに!
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有限会社第二赤松建設、更新担当の中西です。
今回は「道路舗装工事のやりがい」について、実際の現場感覚と社会的な意義を交えてじっくり解説していきます。
道路は、暮らしにおいても経済においても“なくてはならない”インフラのひとつ。
そんな道路を支える仕事の裏には、汗と努力、そして静かな誇りがあります。
道路舗装工事とは、アスファルトやコンクリートなどを用いて道路を整備・補修・新設する工事のことです。大きく分けると:
新設工事(新しい道路をつくる)
補修・維持工事(傷んだ路面の修繕)
拡幅・交差点改良工事
などがあり、施工範囲も高速道路・一般道・歩道・駐車場まで多岐にわたります。
毎日通る通勤路
通学に使う歩道
救急車が走る幹線道路
これらはすべて、道路舗装のプロたちが施工し、維持しているものです。自分が手がけた道を家族や知人が安全に使っているのを見たとき、自然と誇りが湧いてくる。それがこの仕事の最大のやりがいです。
多くの工事は地下や構造内部の作業が多く、「成果が目に見えにくい」こともありますが、道路舗装は違います。
黒々とした新しいアスファルト
雨でも滑りにくい路面
ぴたっと平らに仕上がった交差点
1日の仕事の終わりに、成果がくっきりと残る。それが職人のやる気を支えてくれます。
舗装工事は、機械オペレーター・交通誘導・ローラー作業員・舗装機オペなど、多くの専門職が連携して進めます。誰かひとりでも欠けると、品質や安全性が保てません。
だからこそ、1現場を事故なく・美しく・予定通りに完了したときの達成感は大きなものです。**「みんなで一つの道をつくった」**という実感が、仲間との絆を深めてくれます。
炎天下でのアスファルト施工
夜間の舗装切り替え作業
雨天による作業中断と再調整
道路舗装は“計画通りにいかない”ことが多い仕事。けれど、だからこそ現場の判断力や工夫が活きるのです。大変だけど、やりがいも大きい。まさにプロにしかできない仕事です。
道路は、当たり前にあるように見えて、実はたくさんの人の努力と責任感によって支えられています。その一端を担う道路舗装工事には、「人と人をつなぐ道をつくる」仕事としての深いやりがいがあるのです。
これからの世代にも、このやりがいある仕事を受け継いでいってほしいと、心から願っています。
次回もお楽しみに!
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有限会社第二赤松建設、更新担当の中西です。
今回は、「未来の道路舗装工事」についてお届けします。
前回は現場の環境課題についてご紹介しましたが、今、舗装業界ではテクノロジーの力と環境配慮の精神を掛け合わせた“次世代の舗装”が注目されています。
重機の操作をGPS・センサーで制御し、職人のスキル差を補う
設計図と現場データを連動させた「ICT施工」は、工期短縮・誤差削減・事故防止にも効果
高精度の空撮写真で施工前後の比較・測量が可能
管理者は事務所にいながら現場の進行を確認でき、管理効率が劇的に向上
路面のひび割れやわだちをAIが画像解析し、劣化状況を自動判定
メンテナンスの優先順位や方法を、データに基づいて判断できるようになる
道路は“単なる交通インフラ”から、今や“環境を守るグリーンインフラ”としての価値が注目されています。
雨水を地中に浸透させ、都市型水害やヒートアイランド対策に効果
自然の水循環を再現する舗装技術として、緑地や公園でも導入が進行中
使用済みの舗装材、プラスチック廃材、ゴムチップなどを再活用
ごみを資源に変え、循環型社会の中で“舗装”が新たな役割を担う
道路表面に太陽電池を組み込み、エネルギーを発電する舗装が欧州で試験運用
スマートシティの実現に向け、日本でも実証実験が始まりつつあります
舗装業界も例外ではなく、人材不足・高齢化が大きな課題です。未来の担い手を確保するため、次のような改革が進んでいます。
週休2日制導入への取り組み
ICT・省力化機械導入による負担軽減
外国人技術者の受け入れと教育支援
SNSでの施工風景配信
ドローンやタブレットを駆使した現場のIT化紹介
制服の刷新や業界PRイベントの開催
人にも環境にもやさしい道路づくり
データと技術に支えられたスマートな現場
安全・安心を支える社会基盤としての誇り
道路は、物流・通学・観光など、社会の血管ともいえる存在です。
その建設や維持管理に関わる舗装工事は、今まさに“環境と共存する未来産業”へと進化しています。
次回もお楽しみに!
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私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。
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皆さんこんにちは!
有限会社第二赤松建設、更新担当の中西です。
今回は、私たちの生活インフラに欠かせない「道路舗装工事」と“環境問題”との関係について深掘りしていきます。
道路工事と聞くと「うるさい」「渋滞する」「におう」といったイメージがあるかもしれませんが、実はその背景には、社会の安全・利便性を支える重要な役割が隠れています。
一方で、舗装工事は環境負荷が大きい工種でもあり、現場では日々さまざまな工夫と配慮がなされています。
道路舗装工事とは、アスファルトやコンクリートを使用して道路の路面を整備する工事のことです。新設だけでなく、老朽化やひび割れ、わだち掘れなどの補修工事も含まれます。
一般的な流れは以下のとおりです:
既存舗装の切削・撤去
路盤の整正・転圧
アスファルト合材の敷均し・転圧
仕上げ・ライン引き
こうした工程には大型重機の稼働や、石油系の資材の使用などが伴い、さまざまな環境負荷の要因となるのです。
アスファルトフィニッシャーやローラー、切削機などの重機から大きな騒音・振動が発生します。
住宅地や学校付近ではクレームにつながることもあり、時間帯や工事計画への配慮が求められます。
アスファルト合材は高温(150℃前後)での施工が必要なため、製造時や施工中にCO₂やNOxを排出します。
使用する重機や運搬車両の排ガスも問題視されています。
原油由来の合材は、独特のにおいを発生させます。これが近隣住民の不快感や健康への不安を招く場合も。
古い舗装の撤去材(廃アスファルトやコンクリート)は適切に分別・リサイクルされなければ、埋立地の負担増加や環境汚染の原因になります。
道路舗装業界では、こうした課題に対して多くの取り組みが始まっています。
従来よりも静音化されたアスファルトフィニッシャーや転圧ローラーが普及
夜間工事にも対応し、住民への影響を最小限に抑える努力が進行中
環境計測センサーを設置し、現場で発生する騒音・振動・粉じんをデジタルで記録
古いアスファルトを加熱・再生し、新たな舗装材として再利用
廃棄物削減と原料コストの抑制を両立
合材の加熱温度を30~40℃ほど低く抑えることで、CO₂排出量を削減
施工中のにおい・煙の発生も抑制され、作業員にもやさしい
夜間施工時の遮音カーテン設置
事前説明会・広報活動の実施
クリーン作業(こまめな清掃・洗浄)
通学時間帯の作業中止
工事は「地域に迷惑をかけるもの」から、「地域と共に進めるもの」へ。その姿勢が、今の舗装業界では重視されています。
次回は、AI・IoT・グリーンテクノロジーがどのように道路舗装工事を変えようとしているのか、「未来の舗装工事」について詳しく見ていきます!
次回もお楽しみに!
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さて今回は
~育成~
ということで、人材育成と人手不足の背景・課題・解決策を深く考えていきましょう。
今、私たち土木業界が直面している最大の課題
それは、「人がいない」「人が育たない」「人が辞めていく」という三重苦とも言える「人手不足問題」です。
このままでは、地域のインフラを守る人がいなくなる。
国土交通省の統計によると、建設業就業者の約3割が60歳以上(2023年)
一方、29歳以下はわずか11%前後という深刻な若年層不足
📉 あと10年で半数以上のベテランが引退する現実がすぐそこに迫っています。
夏の炎天下、冬の寒風、粉塵、騒音、重機…
世間からは「大変そう」「給与が安そう」「将来が不安」と見られがち
💬 実際には改善が進んでいても、イメージが更新されていないことが障壁となっています。
他産業と比べて週休2日制が進みにくい
賃金の安定性・評価制度の不透明さ
「下請け構造の中で自分の将来が見えない」という声も多い
📌 「やりがい」だけでは人は定着しない時代です。
「見て覚えろ」「背中を見て学べ」スタイルが根強い
忙しい現場で教育が後回しになる
マニュアルや育成プログラムが整っていない
👉 結果:新人が何を学んでいるのかすら把握できていない
技術力の高いベテラン=教育が得意、とは限らない
言語化や段階的指導、モチベーション管理などのスキルが不足
👷♂️ 教えられる職人がいなければ、育つ職人も育たないのです。
何を習得したら一人前なのかが不明確
昇給・昇格・資格取得と連動していない
若手が「このまま働いてどうなるのか?」と将来像を描けない
📉 こうして3年以内の離職率が高くなる構造ができてしまっています。
レベル | できること | 支援内容 |
---|---|---|
Lv.1 | 現場の基本動作 | 安全教育・工具名称 |
Lv.2 | 土工補助作業 | 道具の使い方実践 |
Lv.3 | 軽作業の段取り | 図面理解の基礎 |
Lv.4 | 施工班リーダー補佐 | 現場管理補助 |
Lv.5 | 職長・工程管理 | 資格取得・人材育成 |
📈 成長が「見える」ことで、やりがいと定着率が向上します。
掘削、型枠、コンクリート打設などの工程を動画で解説
イラスト付きの現場ルールブック
スマホで見られる「新人用現場ハンドブック」
📱 若手世代には“視覚重視型”の教育が特に効果的です。
教育担当に手当や評価ポイントを付ける
指導スキルを伸ばす社内研修の実施
教育=未来への投資と位置づける企業文化の醸成
👨🏫 「教える職人」が現場のキーマンです。
重機作業やICT土工の導入による省力化と工期短縮
施工管理と職人の業務分担・効率化
社会保険完備、資格支援、退職金制度の整備
💡「ここなら一生働ける」と思える職場が、最大の育成環境になります。
女性職人向けの作業環境改善(更衣室・軽量道具など)
外国人技能実習生・特定技能者への教育支援(多言語対応)
中高年の未経験者を受け入れる「リスキリング研修」
🌏 多様性を受け入れる企業が、人材に選ばれる企業になっていきます。
土木工事の魅力は、目に見える成果を社会に残せること。
道路、橋、公園、河川、防災設備そのすべてが未来に残る資産です。
でも、それをつくるのは「人」。
そしてその人を育てるのも、また人。
教育に時間を割けない
人材が辞めていく
若手が来ない
そんな課題に直面した今こそ、
「育てる文化」を社内に根づかせることが、未来への最大の投資なのです。
🔹 若手が来ない → 受け入れ体制ができていない
🔹 教えられない → 教える人を育てていない
🔹 辞めてしまう → 将来が描ける環境がない
これらすべてに共通するのは、“人への向き合い方”。
✅ 計画的な教育体制
✅ 成長が見える評価制度
✅ 多様な人材が活躍できる仕組み
これらを整えた会社こそが、
これからの土木業界で生き残り、地域を支えるリーダー企業となっていく。
弊社では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
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さて今回は
~設計~
ということで、道路舗装工事における設計の基本から応用、そして設計時に特に注意すべきポイントまでを、現場目線で深く掘り下げて解説します!
「舗装」と聞くと、ただアスファルトを敷くイメージを持たれることも多いですが、実は“舗装の品質は設計段階で9割決まる”といっても過言ではありません。
舗装設計とは、単なる厚みの設定ではなく、
地盤状況
交通条件
排水能力
材料選定
維持管理性
周辺環境や景観との調和
などを総合的に判断して設計する極めて重要な工程です。
舗装設計とは、交通荷重・地盤支持力・環境条件などをもとに、最適な舗装構造とその厚さ、材料、施工仕様を決定する設計行為です。
一般的な舗装の構造は以下のように構成されます
設計はこの構成に対して、以下の条件を加味して行われます
設計交通量(大型車の通行量)
地盤支持力(CBR値など)
地形・勾配・排水条件
使用材料の種類と供給可能性
維持管理・施工コスト
📌 つまり舗装設計とは、地盤と交通の“バランスを取る工学”なのです。
路床土質の調査(CBR値、液性限界、含水比など)
地盤の排水性、凍結深度の確認(寒冷地は特に重要)
地盤改良が必要な場合は改良方法も検討
🧱 地盤の弱さを無視した設計は、沈下・ひび割れ・早期破損を引き起こします。
年間平均交通量(大型車換算)×設計年数で累積交通量(N値)を算出
設計交通量に応じて舗装の構造グレードを選定(軽交通/中交通/重交通)
🚛 「N=1×10⁶」などの単位で表現され、Nが大きいほど構造が強固になります。
例:アスファルト舗装(中交通対応)
層 | 材料 | 厚さ(例) |
---|---|---|
表層 | 密粒度アスコン(13mm) | 5cm |
基層 | 密粒度アスコン(20mm) | 6cm |
上層路盤 | 再生クラッシャーラン | 15cm |
下層路盤 | 粒度調整砕石 | 20cm |
※路床CBR値に応じて増減あり
🛠️ 構造設計は「交通量×地盤強度×コスト×維持性」のトレードオフの最適化作業です。
表層の横断勾配(通常2%前後)による排水計画
排水側溝の設置、側溝勾配、集水桝配置などを検討
アスファルトの透水性 or 非透水性の選定
🌧️ 排水性を考慮しない舗装は、水たまり・凍結・劣化・事故の原因になります。
寒冷地では凍上抑制層(断熱材や透水層)を設計
交差点や勾配部では滑り止め舗装(開粒度アスファルトなど)を検討
騒音やヒートアイランド対策として遮熱性・多孔質舗装も導入
🌱 近年では、環境性能を高めたグリーンインフラ舗装も注目されています。
CBR値が5%未満の場合は地盤改良 or 構造強化が必須
軟弱地盤ではジオテキスタイル(補強材)の導入も有効
✅ 設計時に「地盤をどう補うか」を検討しないと、舗装がすぐ壊れます。
設計交通量が過小評価されると早期のわだち掘れ(轍状のへこみ)が発生
逆に過大評価すると過剰設計によるコスト増
✅ 設計N値と実際の車両通行量を交通量調査や自治体データで裏付けましょう。
トンネルや交差点などは打換えやすい構造が望ましい
駐車場や歩道は表層交換だけで済む構成が管理しやすい
✅ 「10年後、どう維持するか?」を想定して設計しましょう。
市街地や観光地では透水性平板・自然石舗装など景観配慮が必要
公共案件では「標準設計」に準拠する必要も
✅ 見た目と性能のバランスがとれた設計が求められます。
舗装機械の進入経路、材料搬入ルートの検討
夜間工事・交通規制なども含めた施工条件に即した設計
✅ 図面の上だけで成り立つ設計では、現場で施工トラブルの原因になります。
土量計算・舗装厚の自動設計
交通シミュレーションによる舗装損傷予測
3Dモデルでの施工計画・干渉確認
💡 “設計から維持まで”を見通した情報管理設計が標準になりつつあります。
再生アスファルトの活用(RAP)
遮熱アスファルト・カラー舗装でヒートアイランド対策
透水性舗装で雨水の地中浸透促進
🌍 舗装も“地球と共生する構造”が当たり前の時代へ進んでいます。
道路舗装は、街をつなぎ、人と物流を支える最も身近で最も大切なインフラの一つです。
そしてその品質と耐久性は、設計の段階でほとんど決まってしまいます。
✅ 地盤を正しく読み、
✅ 交通条件に合わせて構造を決め、
✅ 排水・環境・維持までを設計に織り込む
このすべてが揃ってこそ、“壊れにくく、維持しやすく、安全で美しい舗装”が完成するのです。
弊社では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。
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皆さんこんにちは!
有限会社第二赤松建設、更新担当の中西です。
さて今回は
~海外の土木工事~
ということで、海外の土木工事の特徴とその背景、先進国と発展途上国の違い、最新技術や課題、今後の展望 について深掘りして解説します♪
土木工事は、国の発展や経済成長を支える重要なインフラの一部です。しかし、各国の地理的条件や経済状況、技術水準によって、土木工事の特徴や進め方は大きく異なります。
✅ アメリカの高速道路網、中国の高層ビル群、ドバイの人工島など、大規模なインフラ整備が進む
✅ 国際的なプロジェクトが増え、多国籍企業の技術が活用される
特に中国では、巨大都市開発 や 高速鉄道の建設 が急ピッチで進められています。また、アメリカやヨーロッパでは、長距離の道路・鉄道網の拡充 が進んでいます。
✅ アフリカや南米では、地元の材料を活用した低コストな土木工事が主流
✅ 北米やヨーロッパでは、環境配慮型の材料(リサイクルコンクリートなど)が導入されている
例えば、ヨーロッパでは、環境負荷を抑えた持続可能な土木工事 が求められ、低炭素コンクリートやグリーンインフラ の活用が進んでいます。
✅ 先進国では、建設労働者の不足が深刻化
✅ 発展途上国では、低賃金労働者を活用し、大規模なインフラ開発が進む
例えば、アメリカやヨーロッパでは、若年層の労働力不足を補うために、外国人労働者を活用 する動きがあります。一方で、中国やインドなどでは、低賃金の労働力を活用して急速なインフラ整備を推進 しています。
✅ 高い技術力と安全基準を重視
✅ 老朽化インフラの維持管理が大きな課題
✅ 環境に配慮した持続可能な開発が求められる
アメリカでは、老朽化した橋や高速道路の補修 が大きな課題となっており、政府が1兆ドル規模のインフラ投資を行っています。また、ヨーロッパでは、カーボンニュートラル(脱炭素)を意識した土木技術の開発 が進められています。
✅ 新規インフラの整備が急務
✅ 低コストで大量の建設が求められる
✅ 安全基準が先進国ほど厳しくないケースが多い
中国やインドでは、急速な都市化と人口増加に対応するため、大規模なインフラ整備 が進められています。例えば、中国は「一帯一路」構想のもと、海外のインフラ開発にも積極的に関与 し、アフリカや東南アジアで高速道路や港湾建設を支援しています。
✅ 広大な国土をカバーする道路・鉄道・空港インフラが発展
✅ 老朽化した橋やトンネルの維持管理が課題
✅ 地震対策よりもハリケーンや洪水対策が重要
アメリカの土木工事は、耐震性よりも耐風性・耐水性を重視 する傾向があります。近年は、スマートインフラ(IoTを活用した道路管理など) が導入されつつあります。
✅ 環境負荷の少ないインフラ開発が進む
✅ 公共交通機関の整備が優先される
✅ 歴史的建造物との調和を考えた設計が必要
ヨーロッパでは、自動車よりも鉄道や公共交通機関の整備 に重点が置かれています。また、環境規制が厳しく、リサイクル材を使った土木工事 が主流になりつつあります。
✅ 短期間で大規模な建設が可能な体制を整備
✅ 一帯一路構想で海外のインフラ開発にも進出
✅ 最新技術を積極的に導入し、スマートシティ化を推進
中国の土木工事は、政府主導で大規模なインフラ整備が進められる のが特徴です。たとえば、中国の高速鉄道網は、わずか20年で世界最大規模に拡大しました。
✅ 基礎インフラ(道路・電力・上下水道)の整備が急務
✅ 中国の投資によるインフラ開発が活発
✅ 気候変動の影響を受けやすく、砂漠化対策が重要
アフリカでは、都市部と農村部のインフラ格差が大きい ため、まずは道路や電力供給の安定化が求められています。また、中国資本による建設プロジェクトが急増しており、新たな都市開発が進んでいます。
✅ 自動運転対応の道路設計
✅ IoTセンサーを活用した橋梁やトンネルの維持管理
✅ ドローンを活用した建設監視・測量
特にヨーロッパやアメリカでは、IoT技術を活用してリアルタイムでインフラの状態を監視 する取り組みが進んでいます。
✅ 3Dプリンターで橋や建物を建設する技術が発展
✅ 自律型建設ロボットの導入で、労働力不足を解消
中国では、3Dプリンターを使って家を建設する実験 も行われており、今後の技術革新が期待されています。
✅ 先進国は「インフラ維持・環境配慮」、発展途上国は「新規建設」が主流
✅ AI・IoT・ロボット技術の導入で、土木工事の効率化が進む
✅ 気候変動への対応が今後のインフラ整備の重要なポイント
これからの土木工事は、環境負荷を抑えつつ、よりスマートで効率的な建設が求められる時代 へと進化していくでしょう!
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